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谷掛会長
国際ロータリーの強調事項の一つとして水保全を中心とする環境保全が上がっております。水は循環しておりますので、水そのものを保全しようとすれば、結局自然全体を保全しなければならないということではないでしょうか。
アメリカのテロ事件の後2003年の5月の連休にアメリカのヒューストンを経由して、ジェラシックパークのロケ地や「サンホセへの道」のポピュラー−ソングで有名なコスタリかのサンホセに病院の視察に出かけました。
コスタリカとはスペイン語で「豊かな海岸」という意味でカリブ海と太平洋にはさまれた南北アメリカをつなぐ細長い国で、パナマ運河の北側にある国です。北緯10度の熱帯に有り、人口は430万人、民族はスペイン系で先住民との混血が95%を占めています。言語はスペイン語で1821年にスペインより独立した共和国です。中米では最も安定した民主主義国で1949年の憲法で常備軍を廃止、治安維持のための国家警備隊等がありますが、国際的には軍隊のない国と言われています。
平均寿命や識字率の高さはラテンアメリカ第1位です。4日間同じホテルに連泊をしましたがラテン特有のゆったりとした感じにはなかなかなじめませんでしたが、市場原理、競争原理に明け暮れる今日この頃の日本と比べて見ると優しさに満ち溢れた国で、これから住んでみたいと思う国のひとつであると強く感じた次第です。
病院の視察後手塚治虫の「火の鳥」のモデルとなった{ケツァール}が住む熱帯雲霧林のモンテベルデ自然保護区を訪れました。ここは国立でなくNGOが経営している保護区です。サンホセから150キロまでは舗装されており快適ですが、その後40キロは未舗装の悪路でした。自然保護のために保護区に入る人間を制限する意味もあると現地の人からの説明を受けました。実際に保護区は1度に入るのは120人までと制限されており、朝遅くなるとどのくらい待たされるか分からないとのことで、入り口まで急ぎ保護区のガイドさんに案内していただきました。雲霧林は、細かい雨が常に降っているような感じで合羽は持参しましたが、雨靴を用意せず革靴がびしゃびしゃになってしまいました。100種類以上の哺乳類、400種類以上の鳥類、120種類の両生類と爬虫類、2500種の植物がいるとのことですが国土の25%が自然保護区や公園になっており地球上の0.034%の国土を占めるに過ぎないのに地球上の全動植物種の6%も存在し、尚新種が発見されるほど自然保護が徹底している国だそうです。
自然を破壊するのはなんと言っても人間であり、その人間を破滅させるのは戦争ではないでしょうか。未だに世界のあちこちで戦争しているのは愚かしい限りで、自然破壊の最たるものではないでしょうか。わが日本も自然保護に目を向けられる、心の余裕を持った「美しい国」になって欲しいものです。
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